建物インスペクションとは?安心・納得の不動産取引を支える「住宅診断」のすすめ

今回は、不動産売買や土地活用において注目が高まっている「建物インスペクション(住宅診断)」について、現場目線でわかりやすく解説します。

🔍インスペクションって何?

インスペクションとは、建築士などの専門家が建物の劣化や不具合を調査・診断すること。
売買前の「健康診断」のようなもので、買主・売主双方にとって安心材料となります。

✅インスペクションのメリット

買主の安心感:見えない不具合を事前に把握できる

売主の信頼性向上:物件の状態を開示することで納得感を高める

価格査定の根拠強化:劣化状況を反映した適正価格の提示が可能

瑕疵保険加入の判断材料:保険適用の可否を左右する重要な情報

🧰調査内容と流れ

主な調査項目
 ・基礎・外壁・屋根のひび割れや雨漏り
 ・床・柱・梁の傾きや腐食
 ・小屋裏・床下の湿気・害虫被害
 ・バルコニーや設備配管の劣化状況(任意)

調査の流れ
 1.事前準備(図面・立会い調整)
 2.現地調査(約2〜3時間)
 3.報告書提出(写真付き・補修提案あり)

💰費用の目安

戸建住宅:費用相場約5~7万円

マンション:費用相場約4~6万円

※床下・屋根裏の調査やオプションにより変動します。

✨まとめ:信頼と納得の不動産取引へ

インスペクションは、単なる調査ではなく「信頼を可視化するツール」です。

売主・買主・仲介者が同じ情報を共有することで、トラブルの予防や納得感のある取引が実現します。

こうした「見える安心」を積極的に取り入れることをお勧めします。

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