初めての土地購入チェックリスト|失敗しないための基礎知識
はじめに
「家を建てたい」「将来のために土地を買いたい」――そう思っても、土地購入は人生でそう何度も経験するものではありません。
特に初めて土地を購入する方にとっては、どんな点に気をつければ良いのか、何から調べれば良いのか、不安や疑問がつきものです。
この記事では、初めての土地購入で確認すべきポイントをチェックリスト形式で分かりやすく整理しました。
購入前にぜひ参考にしてみてください。
チェックリスト1|立地・周辺環境
土地選びの第一歩は「場所」です。
価格よりも優先すべき要素とも言われます。
1.通勤・通学に便利か(駅・バス停までの距離)
2.買い物・病院・学校など生活施設が近いか
3.災害リスク(洪水・液状化・土砂災害区域の有無)
4.将来の都市計画(新駅や道路の整備予定)
👉 ポイント:周辺環境は「昼」「夜」「休日」と時間を変えて現地を見てみると違った印象が得られます。
チェックリスト2|土地の形状・道路との接道状況
家を建てるには、土地の形や道路への接し方が大きく影響します。
1.道路に2m以上接しているか(建築基準法上の要件)
2.前面道路の幅は4m以上あるか(セットバックの必要性)
3.敷地の形(四角形か、細長い形か)
4.高低差(擁壁や造成が必要になる場合あり)
👉 ポイント:土地の価格が安い場合でも、造成やセットバックに大きな費用がかかることがあります。
チェックリスト3|ライフラインの有無
生活する上で欠かせないライフライン。
土地購入前に必ず確認しましょう。
1.水道は敷地内まで引き込まれているか
2.下水道か浄化槽か
3.ガスは都市ガスかプロパンか
4.電気・通信回線の引き込み状況
👉 ポイント:引き込み工事に数十万円以上かかる場合もあるため、事前に費用を把握しておくことが重要です。
チェックリスト4|法規制・用途地域
「この土地にどんな建物が建てられるか」を決めるのが法規制です。
1.用途地域(住宅専用か、商業も可能か)
2.建ぺい率・容積率(どのくらいの建物が建てられるか)
3.高さ制限・斜線制限などの建築規制
4.市街化調整区域かどうか(建築が制限されるエリア)
👉 ポイント:土地が安いと思ったら「市街化調整区域だった」というケースもあります。必ず不動産会社に確認を。
チェックリスト5|土地にかかる費用
土地代金以外にも、さまざまな費用が発生します。
1.登記費用・仲介手数料
2.固定資産税・都市計画税
3.水道負担金・造成費用
4.建築会社との契約前に必要な費用
👉 ポイント:土地代金の10〜15%程度を「諸費用」として見込んでおくと安心です。
チェックリスト6|将来の資産価値
一生住むつもりで購入しても、将来は相続や売却を考える可能性があります。
1.人口が増えているエリアか
2.再開発やインフラ整備の予定があるか
3.近隣に嫌悪施設(工場・墓地など)がないか
👉 ポイント:長期的な資産価値も視野に入れて選ぶことが、家族にとって安心につながります。
まとめ|土地購入は「調べる力」がカギ
土地購入で失敗しないためには、立地・接道・ライフライン・法規制・費用・資産価値をバランスよく確認することが大切です。
「安いから」「広いから」という理由だけで決めてしまうと、後で想定外の費用や制約に直面することがあります。
👉 初めての土地購入の方にも分かりやすく、将来を見据えた土地探しのパートナーを見つけましょう。
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